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日本産新種のラン科植物を発見(近く観察会を実施する。)

[更新日]: 2015年07月17日

日本産新種のラン科植物を発見(近く観察会を実施する。)

日本産新種のラン科植物を発見(近く観察会を実施する。
2015年6月富士山麓で新種のラン科植物を発見した。
ラン科トンボソウ属の新種で唇弁は前方に張り出し先端が上に反曲している。唇弁下部の先端に突起があり、先端は3裂する。
このタイプは日本のランではニイジマトンボだけと思われる。
各裂片の内面に微細な伏毛が密生し、先端に微細な鋸歯がある。
「写真」
日本産新種のラン科トンボソウ属の生育固体全景


唇弁が前方に張り出し唇弁の先端が上方に反曲する点は他のトンボソウ属と異なる。

唇弁が前方に張り出し唇弁の先端が上方に反曲する点は他のトンボソウ属と異なる。

スギ林に生育し直射日光は殆ど入らないやや暗い環境に生育する。

スギ林に生育し直射日光は殆ど入らないやや暗い環境に生育する。

唇弁は垂れ下がらず平開し、先端が上方に反曲する、唇弁の先端が4裂〜5裂し唇弁下部に突起と脈がある。3裂した唇弁は何れも上方に反曲している。

唇弁は垂れ下がらず平開し、先端が上方に反曲する、唇弁の先端が4裂〜5裂し唇弁下部に突起と脈がある。3裂した唇弁は何れも上方に反曲している。

背裂片、側裂片唇弁の内面に伏毛が密生する花柄と子房の部分は180°捩じれる。

背裂片、側裂片唇弁の内面に伏毛が密生する花柄と子房の部分は180°捩じれる。

新種のトンボソウの仲間の形態(ニイジマトンボに似るが以下の点で差異がある)
1. 最下の葉は9cm×3cm長楕円形、先端は鈍頭、基部は茎を抱く。中脈は凹む。
2. 第二葉は10cm×2cm長楕円形で先端はやや尖る。基部は茎を抱く。
3. 第3葉は細い苞葉となり2cm×4mmの狭楕円形で先端は鋭頭。
4. 花茎は15cm〜20cm、最下の花までの8cm〜15cmに狭い鱗片状の苞葉5枚〜7枚互生に付き苞葉の基部は茎を抱き被針形。反曲しない。
5. 花柄と子房は180°捩じれて付き長さ7mm〜8mm苞葉は花と同長かやや長い。
6. 15花〜20花を互生に付ける。
7. 側裂片は卵円形で先端に微細な鋸歯があり、裂片は後方に反曲し左右平開する。
8. 距は下方に垂れ下がりやや湾曲する。長さ7mm程度。  
9. 唇弁は基部で側裂弁はやや上方に伸び、中裂片はほぼ水平に全方に伸び、先端は上方に曲がっている。唇弁の先端は浅く4裂し唇弁下部に4本の脈と小突起がある。
10. 各裂片の内面には微細な伏毛が密生する。
11. 葉の両面に微細な腺がある。
12. 茎に5本の稜があり、稜の外面は透明で微細な稜となる。
13. 距の先端付近に稀に気泡帯がある。



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