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アゲハチョウ科・キアゲハの一生、2009年「子供自然科学教室観察記録」から。「その1」

[更新日]: 2015年03月05日

アゲハチョウ科・キアゲハの一生、2009年「子供自然科学教室観察記録」から。「その1」

「キアゲハの一生」その1
富士山自然学校(株)では組織の理念でもある未来を担う子どもたちのために、「センス・オブ・ワンダー………神秘さや,不思議さに目を見はる感性」を子供の時代に築き上げることの重要性を考え、自然から学び、不思議さを自ら発見し、解き明かして行く,こんな取り組みの手助けをしたいと考え「子供サイエンスクラブ」を実施しています。

☆ ここでは昨年の夏休みの「子供サイエンスクラブ」の観察記録から「キアゲハの一生」をご紹介します。
☆ 今年度の取り組みについては「自然学校からのお知らせ」及び「子供サイエンスクラブ」に掲載しています。

☆ 写真はサナギから羽化したキアゲハの成虫(昨年の子供サイエンスクラブ観察記録)から


キアゲハの産卵からふ化〜幼虫の観察記録(2009子供サイエンスクラブ)の記録

卵から抜け出しているキアゲハの初令幼虫、体にはトゲのような毛がたくさん生えています。

卵から抜け出しているキアゲハの初令幼虫、体にはトゲのような毛がたくさん生えています。

脱皮して大きく成長した3令幼虫、体の毛は少なくなってきました。模様も変わってきました。

脱皮して大きく成長した3令幼虫、体の毛は少なくなってきました。模様も変わってきました。

1 キアゲハはセリ科の植物に産卵します。どうしてセリ科以外の植物には産卵しないのでしょう。…………観察して調べてみよう?
2 卵から抜け出した幼虫はまず最初に不思議な行動をします。自分の抜け出した卵の殻(カラ)を食べてしまいます。…………どうして卵の殻を食べてしまうのでしょう。? 行動を良く観察してみよう。
3 幼虫は大きくなるために脱皮(ダッピ:皮を脱ぎ捨てること)して成長します。脱皮を何回もくり返して大きく成長しますが、脱皮するたびに、脱ぎ捨てた皮を食べてしまいます。どうして卵と同じように皮を食べてしまうのでしょう?…………よく観察してみると理由が分ってきます。

「キアゲハの幼虫の外敵と外敵から身を守る方法」について。

幼虫は外敵に出会うとオレンジ色の角から異臭をだして外敵を追い払います。

幼虫は外敵に出会うとオレンジ色の角から異臭をだして外敵を追い払います。

卵や抜け殻を食べ残してしまうと外敵に見つかりやすくなって、天敵のカメムシに食べられてしまうこともあります。

卵や抜け殻を食べ残してしまうと外敵に見つかりやすくなって、天敵のカメムシに食べられてしまうこともあります。

1 キアゲハの幼虫にも外敵はたくさんいます。外敵から身を守るために幼虫はオレンジ色の角(つの)を出して外敵の嫌いな臭いを出して追い払います。
2 脱皮したあとで皮を残しておくと外的に場所を知られてしまいます。うっかり食べ残したりすると天敵のカメムシに食べられてしまうこともあります。
3 大きく成長した終令幼虫はすぐにサナギになることはできません。サナギになるための準備をする過程を「蛹化」(ようか)といいます。
4 蛹化に入る前に幼虫は、何も食べずに、いそがしく歩き回ります。…………どうしていそがしく歩き回るのでしょう?………サナギから羽化して成虫になるために翅を広げることのできる広い、一番安全な場所を探しているようです。
5 場所が決まると糸をだして、体を糸で吊り下げて、お尻を糸で外れないように固定します。蛹化に入ると、サナギになって翅化するまで何も食べることはできません。 

脱皮した抜け殻を食べているキアゲハの幼虫、大きくなると体の毛はほとんどなくなってきます。

脱皮した抜け殻を食べているキアゲハの幼虫、大きくなると体の毛はほとんどなくなってきます。

蛹化して2日目、皮を破って背中からサナギが現れました、釣り糸は上手に外してサナギの背につけて再利用します。抜け殻はサナギは食べることができないので、お尻をくねらせて下に落としてしまいます。

蛹化して2日目、皮を破って背中からサナギが現れました、釣り糸は上手に外してサナギの背につけて再利用します。抜け殻はサナギは食べることができないので、お尻をくねらせて下に落としてしまいます。

蛹になったばかりは緑色をしています。

蛹になったばかりは緑色をしています。

サナギの色が変わってきます、翅の模様もはっきりしてきます。

サナギの色が変わってきます、翅の模様もはっきりしてきます。



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